<<2016-05-18 の記事から転載>>
こちらの画像、なんだか解りますか?
私とChuchoが横浜でレッスンを始めた時に一番最初のKizombaレッスンで生徒さんたちにお配りした物です。
(※画像は私達オリジナルのものなので無断転載しないようお願い致します。)
横浜でChuchoのKizombaレッスンが始まる直前。
私たちはKwenda Limaの元でTrainingを受けるためにシンガポールにいました。
帰国後日本でレッスンを始めるにあたって、最初のレッスンでは何をやろうか?と二人で話していたところ
Chuchoがその場で終わってしまうレッスンではなく、もう一度見返せるなにか、みんなに問題提議する何か、
何かちょっとしたものでいいから、家に持ってかえれるものを渡したい。
とぽつりと言いました。
そこから二人で色々と話し合い、
元々ポルトガル領だったアフリカの国々の地理的背景やつながりがわかるように地図を配らない?
ということで上の資料を二人で作成しました。
KwendaはCape Verde出身のKizombaインストラクター。
Kwendaに出会ってから私達のKizombaの常識がいろいろと覆されました。
一般にはKizombaはアンゴラ発祥のダンス/音楽と言われているけれど
Cape Verdeをはじめとする他の国の音楽やダンスもKizombaの発展において重要な役割を果たしていることを学びました。
(学べば学ぶほどKizombaが解らなくなっていったのもその時期でしたが^^;)
Kwendaのメッセージはいろいろな先生やいろいろな文献を調べて自分なりの解釈をすること。
一つの話を聞いただけで鵜呑みにして結論づけずにいろいろ人の話にBe Openであって(聞く姿勢をもって)というものでした。
Kizombaの歴史をただWikipediaや他の人のサイトからコピペするのはやめてね。
そんなメッセージでした。
アンゴラの人達の話をきけばKizombaはアンゴラのものだ!って主張しますし、
Cape Verdeの人達の話をきけば、いやいやKizombaの発展には俺たちも重要な役割を果たしているぜ!
っといいますし。。。
そういえばネルソンのようにギニアビサウ出身の先生もいました。。。
Kizombaと元ポルトガル領の国々がやはり深いつながりをもっていそうだな。とふとその頃思いました。
そしてKizombaの発展に深い関わりのあるアンゴラとCape Verde、よくよく地図で見てみると
全く離れているではないですか!
早速次の日に、Kwendaになんでこんなに離れているのにアンゴラにたくさんの
CapeVerdeの人達が住んでいいたの?と質問しました。
KwendaはとてもGood pointだ!よく地図を調べてみたね。
といってそれについてもお話してくれました。
(ここについては時々レッスンの中で説明しているのでブログでは書かずにおきます)
日本にかえってきてからもいろいろ調べているうちに元々ポルトガル領だったアフリカの国々は
PALOPSと呼ばれることが解りました。
そしてやはりKizombaの歴史と関わりがありそうだな。ということが自分の中でなんとなく見えてきました。
PALOP (Países Africanos de Língua Oficial
Portuguesa) = African Countries of Portuguese
Official Language
(Angola, Cape Verde, Guinea Bissau, Mozambique, São Tomé and Príncipe)
※Equatorial Guinea(赤道ギニア)については元々ポルトガル領でしたが、
その後スペイン領となっています。CPLP(ポルトガル語諸国共同体)に加盟するために
ポルトガル語を第三公用語に指定したため、昨今では赤道ギニアもPALOPに入るという見方もあるそうです。
次回はPALOPとZouk音楽について書いてみたいと思います。
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なるべく一つの話を鵜呑みにせず、今まで教わった先生方の話やいろいろな文献を調べて
一番信憑性の高い説をブログに書くようにしておりますが、何か間違っている部分やお気づきの点がありましたらご指摘頂けますと幸いです。
毎週火曜日:横浜、毎週木曜・日曜に沼津でKizombaのレッスンを行っています。
コネクションとミュージカリティを重視した元々のKizombaの良さを大切にしたレッスンです。
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